2020年07月29日

HDMI2.0 等長許容誤差

HDMI 映像、音声のデジタル信号の標準規格
弊社お客様は、映像分野の方が多いので、HDMIの基板への実装は慣れている。
コネクターとデバイスのピンアサインは1対1になっており、ペア性、等長は自然と確保出来るようになっているが、最近特殊なケースがあり、改めて、基板上の配線で、等長の許容誤差について、調べて見た。
TE1888811-1.jpg
TE Connectivity社(タイコエレクトロニクス)の2段のパネル&基板取り付けでDIPタイプ 1888811-1 です。


hdmi-2chbk3.jpg
このHDMIのフットパターンです。 基板の板端側のチャンネルは内側のチャンネルの端子を避ける為に、左右に迂回させるのだが、ネジ穴、ボス穴等あり、スンナリ接続とは行かない。


そこで、等長誤差の許容値を考えてみた。
HDMI2.0 RGB(YCbCr)の3チャンネル+クロック=4ペア(Differential)
HDMI2.0の仕様で1チャンネル6GbpsX3チャンネル=18Gbps
1Pixel(1TMDS CHracter)は10Bit = 1クロックは 600Mbps
Web上での検索で、配線の参考の図は幾つか検索出来、等長はやってあるが、その誤差範囲の記載は見つからなかった。

1. 各ラインのデファレンシャル間のP/Nの2本の等長については、ペア性を維持して配線できるので
問題ありません。
2. RGBとクロックの4ペアの配線について、グループ等長の許容値の検討
基板FR4 DifferMicroラインの速度 = 5.67 ps/mm


クロックの立ち上がり、立下りタイムからの検討
Web検索で、HDMIのReceiver、Transmiterデバイスを検索して、TI社とアナログデバイス社、LATTICE社見つかり、3社の内、クロックの立ち上がり、立下り(Vhの20-80%のタイム)が最も早い数値を参考にした。
最小値がの数値が欲しいのだが、MAX値しか記載が無かったので、
MIN値=MAX値の1.5ns x 1/3 = 0.5nsとした。
HDMI.gif


クロックの1Bitのパルス幅から検討
HDMILEN4.gif

これを目安に、10mm程度であれば、良いかと思います。

結果 10mm程度に収まり、納品後、お客様から、綺麗な画像が映ったとの連絡を頂いた。


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posted by テクノール健 at 14:00| Comment(0) | TrackBack(0) | プリント基板設計 テクノール

2020年04月30日

複合機のコピーのスジ状の黒い線

キャノン複合機 iR3225F スジ状の汚れ の修理
2014年に中古で買ったで、製造からは、多分10年以上は経っている。 この所、コビーの濃度が薄く、黒いスジ状の汚れがあり、メンテナンスに挑戦してみた。
ir3225body.jpgネット上で公開されている、メンテナンス情報の、"日常のお手入れ" と "自動諧調補正" をやってみた。
"日常のお手入れ"は原稿読み取り部の清掃 丁寧に行ったが、元々綺麗なので、効果は薄かった。
コンソール画面上での、"自動諧調補正"はこれまで知らなかったのだが、濃度は普通に使えるほどに、良くなった。 白紙の用紙に、テストパータンをコピーして、次にそれを読み取らせて、自動で濃度を調整してくれる。
ir3225-1.jpg黒いスジ状の汚れは、相変わらず良くならない。
そこで、手探り状態で、適当にいじり始めた。
左サイドのパネルを開けると、黄色いのが、定着ユニットで、その下の円筒状のガラス管が見えるが、これが、多分映像の転写をする部分、ここが汚れていると、その汚れが、紙についてそのまま定着ユニットで、熱で紙に定着される。
ir3225-3.jpgガラス管は原稿毎に紙に転写された後にトナーの残りを回収、清掃? されると思うのが、清掃の残りが黒いスジ状の汚れになると予想して、写真のガラス管の上に付いている、横長い板(千鳥上に止めがある)これをネジ2個外せば、外れるので、外してみると、薄い幅15mm程度の透明フィルム状の物がくっ付けてある。
これで、トナーの回収? 静電気除去? かと、これを外して、ガラス管の上側を覗き込むと、黒い綿状のトナーの塊が部分的にくっ付いていた。
綿埃か? 或いは、薄いスポンジ質の部品がボロボロになった残骸か? 何かは不明だが、ガラス管上に一様でないので、綿埃として、掃除機で吸い取ってしまった。
見える所のトナーの汚れは、清掃できる範囲は、吸い取ったり、ふき取っとったりして清掃した。
トナーも数日前に、キャノン純正、新品を購入していたので、トナー挿入部分の奥に少しトナー漏れがあるのも、掃除機で吸い取って、清掃(注意:掃除機の中がトナーで真黒く汚れてしまう。後で掃除機も洗う事になる。)
手入れを終了し、テストで白紙のコピーを20枚位流すと、徐々に黒い筋が取れて来て、ほぼ使える程度になったが、A4の上部の端2-3mmの所に、1本だけ、黒い筋がナカナカ取れなかったが、使っている内に徐々にそれも薄くなり、現在では、殆ど見えなくなった。
素人の、手探りでのメンテナンス、成功です。
キャノンのサポートの意見ですが、トナーが古いのが、黒い筋の原因では無い、との事、構造的に私もそう思うのだが、古いトナーは、酸化も進むのでは? 古いトナーカットリッジを開けて、トナーを見たが、塊などは無かったがガラス管転写時や、静電気の関係で、6年以上(弊社の古いトナー)経っているのは、黒いスジの一因かと思っている。
それと、昨年、紙詰まりの修理で、テスト用紙として、コピーで使った用紙の裏面を流していた、その後コピー用紙の裏面をコピー用紙として使っていたので、裏のコビーが、転写の際、微妙に影響して黒いスジの原因や、綿埃の原因になった可能性もあり、今後は白紙のみ使う事にした。

posted by テクノール健 at 17:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 電機雑学

2020年04月23日

無料のウイルス対策ソフトDefenderのファイアウォール

事務所内ネットワーク接続の解決
Defender-white.gif
事務所内の機器のネットワーク接続ができない場合、一般的な機器(パソコン同士、プリンター)は、共有オプション(設定→ネッワークとインターネット→共有オプション→プライベートネットワーク)の設定で解決するが、特殊な機器、例えば複合機のスキャナー等との通信がブロックされる場合があり、その解決方法です。
ウィルス&セキュリティ対策ソフトのファイアウォールにブロックされる場合があり、通称ホワイトボード(許可するIPアドレスのリスト)、ブラックリスト(ブロックするIPアドレスのリスト)に登録する事により、許可やブロックが出来る。

Windows-Defenderの場合のオペレーション
受信側
設定→更新とセキュリティ→Windowsセキュリティ→ファイアウォールとネッワークの保護 のページの下側の"詳細設定"を開き→左ペインの受信の規則 で表示されたリストから"ファイルとプリンターの共有(SMB)受信"のプライベートの行を選択して、ダブルクリック(又はプロパティ) 開いた上部の"スコープ"のタブをクリックして、リモートIPアドレス→これらのIPアドレス に●を入れて、対象の機器のIPアドレスを記入する。

送信側
上記と同様に、"送信の規則"についてもIPアドレスの設定を行う。(送信はプリンター等が動いているので、不要かと思ったが、私の環境では、送信側も設定しないと、動かなかった。)


posted by テクノール健 at 12:28| Comment(0) | TrackBack(0) | パソコン